BLゲーム「学園ヘヴン」の二次創作小説サイトです。中x啓をメインに啓太受けのみの取り扱いとなっております。

純愛×鬼畜×煙草

純愛×鬼畜×煙草


「お前から誘ってくるなんて、珍しいな―――・・・何かあったのか。」
背後で、ぎっ、と椅子を軋ませる音がして―――啓太は、びくり、と肩を震わせた。
「―――ちゃんと鍵は掛けておけよ。」
中嶋の低い声が、こんな時は特に艶を含んで、ぞくり、とお腹の奥に響く。
扉に頭を擦り付けるようにして俯き、啓太は中嶋に背を向ける格好で、学生会室の扉に鍵を掛けた。
自分でも判る程に震えてる指先が、ぎこちなく鍵を下ろし―――かちゃり、と鈍い金属音が学生会室にやけに大きく響く。
そんな僅かな音にすら―――啓太は、追い詰められるように息苦しくなって、ぎゅっ、と瞳を瞑った。
きっと、今自分は酷い顔をしている―――欲情に濡れた、卑猥な顔をしているに違い無い。
居た堪れなくて、啓太は胸の前で、祈るように両手を組む。
「あっ・・・あの―――・・・王様、来たら・・・鍵、持って―――・・・」
締め付けられるように落ち着き無くざわめく心を誤魔化すように、啓太は俯いたまま、途切れ途切れに言葉を発した。
「―――・・・つっ・・・」
不意に、背後から抱き竦められ―――啓太は、鋭く息を飲み込む。
両手を胸の前で組んだ格好のまま―――其の上から腕を回して拘束されてしまい、身動きが取れない。
「―――――っ・・・」
背骨が悲鳴を上げる程、きつく其の腕の中に抱き締められ、中嶋の右手が俯いていた啓太の顎を捉えた。
「―――うっ・・・ぁ―――・・・」
其の侭、上を向かされる。
呼吸さえ困難な程に顎を引き上げられ、反らされた咽喉が、こく、と鳴った。
「―――ん・・・ふっ・・・」
啓太の頭越しに、覗き込むように中嶋の顔が近付けられ、絡んだ視線の熱さに―――思わず啓太は震える唇で溜め息を漏らす。
「―――もう感じているのか・・・淫乱だな。」
嘲笑うように、咽喉の奥で声を漏らすと、中嶋は、きつく顎を捉えていた指先の力は其の侭に、人差し指だけを伸ばして、啓太の唇のラインをなぞった。
「今は何の時間か言ってみろ。」
震える啓太の唇を爪で引っ掻くと、反射的に開いた唇を割って、中嶋は強引に人差し指を口腔へと押し入れる。
「んっ・・・―――っ・・・」
「―――何の時間だ?」
耳の中へ息を吹き込むように囁けば、啓太の目尻から耐えかねたように涙が零れた。
「な・・・か、・・・っ―――」
指を含まされているからだけでは無く、身体の奥からじわじわと競り上がってくる官能の甘い疼きに全神経が侵食され―――上手く言葉を発する事が出来ない啓太に、中嶋は背後から耳朶に舌を這わせながら、意地悪く笑いを漏らす。
「聞こえないな。」
啓太の身体を左腕だけで拘束していた中嶋は、ゆっくりと其の手をずらし、制服のジャケットを捲り上げるようにして中へと左手を忍び込ませた。
「俺以外の男の名前を口にするとは―――・・・其れで、俺を挑発しているつもりか?」
シャツのボタンを片手で器用に外していくと、啓太の素肌に直接触れていく。
「うっ・・・ぁ・・・な、か―――・・・」
顎を捉えている指先の力は弱まる事無く、視線を固定している。
咥内に含まされている中嶋の人差し指を傷付け無いようにと、口を閉じないようにしている為、啓太の息は容赦無く上がっていき、口角からは嚥下し切れない透明な雫が滴っていた。
「あっ・・・んっ―――・・・!」
突然、中嶋が胸の突起を乱暴に摘み―――爪で引っ掻くように弾いた。
「はっ・・・―――」
反射的に中嶋の人差し指に思い切り歯を立ててしまい、啓太は恐る恐る口を開ける。
「可愛いな、啓太―――・・・そんなにイイのか?」
低い笑い声と共に囁かれ、啓太の素肌が羞恥心でピンク色に染まった。
くっきりと歯形の付いた人差し指を引き抜くと、唾液で濡れそぼった其れで、啓太の唇を卑猥な動きで撫でる。
「今日はやけに積極的じゃないか・・・いやらしくて、そそられる。」
殆ど吐息のような声色が耳元を掠め―――ぞくり、と啓太の背中に震えが走った其の瞬間、中嶋は柔らかな啓太の耳朶に噛み付いた。
「やっ―――・・・!」
食い千切られるのかと思う程に強く噛まれて、啓太は、ぎゅっ、ときつく瞳を閉じる。
震える睫毛から、涙が弾けた。
「―――だっ、て・・・ずっと―――構ってくれ、なかった・・か、ら―――・・・」
ゆっくりと開かれた啓太の瞳は、淫志を孕んで艶美に濡れており、扇情的に中嶋を見詰める。
「―――――」
中嶋の瞳が満足そうに細められた。
ここ何週間も―――中嶋は、まともに啓太に触れていなかった。
学生会の仕事が多忙を極めていたという事もあるのだが―――啓太と過ごす時間など、作ろうと思えば幾らでも作る事は出来る。
敢えて其れをせず、中嶋は一切啓太に触れずにいた。
「―――仕事が忙しかっただけだろう。其れ位、一緒に居て判らないのか。」
わざと意地悪く言えば、啓太の表情が泣きそうに歪む。
「・・・久し振りだからな。可愛がってやるよ―――・・・」
にやり、と笑い、中嶋は胸の辺りを彷徨わせていた左手を、する、と腰へ滑らせた。
啓太の背中にぴったりと覆い被さるようにしながら、無理矢理ズボンの中へ左手を入れると、丸みを帯びた小さな双丘を乱暴に掴む。
「はっ―――・・・んっ!」
がくん、と啓太の膝が折れるのと同時に、中嶋は啓太の脚の間に自分の膝を割り入れ、崩れる身体を支えた。
力が抜け切った啓太に―――脚の間に割り入れた膝を揺さぶるようにして、啓太の中心を弄る。
「やっ・・・あぁ―――・・・っ」
嗄れたような悲鳴が零れ、いやいやをするように、啓太は緩く首を横に振った。
「こうするのが好きなんだろう―――・・・?」
だん、と、些か乱暴に啓太の身体を扉に押し付け、中嶋は素早く啓太のズボンのバックルを外すと、下着ごとズボンを膝の辺りまで引き下ろす。
「・・・ひ、ゃ―――・・・」
身体を強張らせる啓太に、中嶋は其の両手を捉えると、啓太の頭上で一纏めにして、自らの左手で背後から押さえ込んだ。
「痛いのが好きなんだよな、啓太は。もっと、虐めて欲しいんだろ?」
低く笑いながら、中嶋が耳元で囁く。
「―――其の方が感じるんだろう?」
耳の窪みに舌先を差し入れながら、右手で震える啓太自身を乱暴に握り締めた。
「―――――っ・・・」
学生会室の扉に頬を押し付けながら、啓太の唇からは、言葉にならない嬌声が上がる。
「あまり大きな声を出すと、廊下まで筒抜けだぞ。」
中嶋の言葉に、意識を飛ばし掛けていた啓太は、はっとしたように唇を噛み締めた、
「・・・ふっ・・・あぁ―――・・・」
しかし、慣れた手付きで強弱をつけながら扱かれると―――すっかり中嶋から与えられる愛撫に反応するように作り変えられてしまった啓太の身体は、快楽に其の身を投げるのも時間の問題だった。
「うっ・・・ぐ、ん―――・・・」
其れでも僅かに残っている理性で―――啓太は、中嶋に押さえ込まれて自由の利かない両手を、其れでも少しだけずらすと、自分の左腕に制服の上から噛み付いた。
「―――馬鹿が。何をしている。」
直ぐに気付いて、中嶋は啓太の顎を捉えると、左腕から口を外させる。
「傷を付けるな。」
中嶋の左手は啓太の両手首を壁に押し付けるように拘束したままなので、当然、啓太自身を愛撫していた動きを止めて、啓太の自傷行為を止めさせた訳で―――中途半端に投げ出された身体に、啓太は切な気に甘えたような声を上げる。
「お前が噛んだりするからだろう。」
幾ら制服越しとは言え―――すっかり普段の判断能力が眠ってしまったような此の状況下で、手加減無く噛み付けば、痕くらいは残ってしまう。
「お前の身体に傷を付けて良いのは、此の俺だけだ。」
咽喉の奥で低く笑いながら、先程の愛撫によって先走りの液で濡れた指先でもって、中嶋は啓太の細い首筋を―――まるで首を絞める時のような動きで軽く咽喉を押さえると、其の侭するすると指先を下半身まで滑らせる。
「―――だっ、て・・・こ、え―――・・・」
苦し気に啓太の嗄れた声が漏れ、中嶋は一つ溜め息を付くと、既に緩めて首に引っ掛かったままになっていた濃緑色のネクタイの片方を手に取ると―――啓太の唇に押し当てた。
「此れでも噛んでいろ。」
喘ぎながら、啓太は押し込まれたネクタイを咥内に咥える。
「ほら―――もっと腰を突き出せ。俺に良く見えるように。」
「んっ、ん―――・・・ふっ・・・」
再開した中嶋の愛撫は容赦無く啓太を追い詰め―――身体中が痺れるような甘美な快楽に、啓太は訳が判らなくなりそうだった。
此処が何処なのかも―――今、何時なのかも。
窓の外からは、放課後の部活動の声が聞こえ、まだ明るい日差しがカーテン越しに降り注ぐ。
そんな事すら―――どうでも良い事として、意識の奥深くに追い遣られる。
「ふっ・・・う、ん―――・・・」
「俺が構ってやらなかった間―――・・・誰かに触らせて無いだろうな。」
何時もの大らかで精強な光りを宿す瞳は既に官能の渦にすっかり飲み込まれ、潤んで焦点を結んでおらず―――中嶋の言葉が届いているのかさえ疑問だった。
「はっ・・・あ、あ・・・」
もっと―――と、言うように、淫らに腰が揺れ、自分の肩越しに視線だけを向けてくる啓太の、其の淫志に濡れ切った瞳は、中嶋の支配欲を心地よく刺激する。
「んっ・・・―――!」
高まる射精感に、啓太は、ふる、と身を震わせ―――しかし、中嶋は啓太自身の根元をきつく押さえ込んでしまった。
「やっ、ああ―――・・・!」
啓太の唇から悲痛な悲鳴が甲高く上がり、咥えていたネクタイが、ほろり、と落ちる。
「もう少し我慢しろ。」
「やっ―――・・・だ、めぇ・・・」
舌足らずな嗄れた声が、苦し気に震えた。
「可愛がってやると言っただろう。一緒にいってやるよ。」
其れと同時に、中嶋は啓太の秘所に自身の欲望の塊を押し当てる。
「・・・ひっ、ぁ・・・あっ・・・」
何時ものように丹念に慣らされた訳では無かったが、久し振りに感じる中嶋の熱さに、痛みよりも快楽の方が強く啓太の意識を飲み込んだ。
灼熱のような熱さを押し込まれ、がくがくと震える膝では体重を支える事が出来ず、既に戒めは解かれていたが、両手は壁に縫い付けられたように突っ張ったまま動かせずにいた。
「力を緩めろ、啓太。」
軽く舌打ちしながら、中嶋は空いている方の手で啓太の胸の突起を弄る。
「あっ・・・ん、んっ―――・・・」
びくん、と啓太の上体が跳ね、はぁ、と溜め息を付いた、其の一瞬の間に、中嶋は一気に腰を進めて全てを飲み込ませた。
「ああっ―――・・・!」
啓太の背が弓なりに反り、がり、と扉に着いた両手が爪を立てる。
腰を揺するようにして、更に奥まで咥えさせると、中嶋は上体を倒して啓太の耳朶を軽く甘噛みした。
中嶋の其の動きで、一番深い処が擦られ―――耐え兼ねたように、啓太は、きゅっ、と瞳を閉じる。
目尻に溜まった涙が弾け、幾つもの涙の痕のある頬の上に、新たな涙が伝う。
「―――動くぞ。」
中嶋は満足気に口角を上げると、腰を激しく打ち付けた。
「あっ、ああ―――・・・やぁ―――・・・」
いきなり手加減無く打ち付けられ、揺さぶられ―――啓太は、急激に競り上がってくる強い官能の痺れに翻弄されて、頭の中が真っ白になった。
素直に快楽を追い掛ける其の姿は、淫らで卑猥で―――美しい。
震える身体を支えようと突っ張ったままの両手は、汗で濡れた掌が滑り、何度も扉に爪を立てる。
「・・・可愛いよ、俺の啓太―――・・・」
低く嗄れた声が合図だったかのように―――二人同時に熱い迸りを放っていた。


完全に意識を飛ばしてしまった啓太を其の腕に抱きながら、扉に背中を預けて其の場に座り込んでいた中嶋は―――汚れた床を拭かなくては、とぼんやり考えながら、無意識に胸ポケットへと片手を伸ばそうとして、一瞬動きを止めた。
学生会室に居る時は、ジャケットの胸ポケットを定位置にしている―――愛用の煙草を取り出そうとして、自分がジャケットを着ていない事に気付いた。
「―――――?」
ふと視線で見渡せば、自分の足許に皺になったジャケットが脱ぎ捨てられていた。
恐らく情事の最中に、自ら脱いだのだろう―――其れすら記憶から消えてしまう程、夢中になっていたのだろうか。
「・・・・・」
思わず中嶋は苦笑すると、片手を伸ばしてジャケットを手繰り寄せる。
胸ポケットから煙草とライターを取り出すと、一本口に咥えた。
「―――――・・・」
煙草の先端に火を点けると、ライターをジャケットの上に放り投げ、紫煙を唇の端から吐き出す。
其れから少し考えて、再び自分のジャケットを掴むと、裸のまま抱き寄せていた啓太へジャケットを羽織らせた。
「―――たまには面白いかもしれんな。」
今日の啓太は、普段と違って―――実に淫乱で、乱し甲斐があった。
何度抱いても初々しさが消えず、初めてのような恥じらいを見せる啓太も、苛虐心を刺激されて堪らないのだが―――今日のように、快楽に従順でいやらしい啓太も、実にそそられる。
此れ程だとは思わなかった。
「―――――」
満足そうに、中嶋は煙草を咥えたまま、其の端から紫煙を細く吐く。
啓太の上に掛からないように顔を少し横に背けて吐き出す仕種は―――中嶋が意識しない内に自然と出たもので、中嶋はそんな自分の行動に思わず低く笑いを漏らした。
「―――悪くないよ、お前となら。」
今迄気付かなかった一面を見せてくれる―――啓太自身の事も、中嶋自身の事も。
「・・・・・」
床に直接腰を下ろしている中嶋の目線からは―――赤く染まった夕暮れの、何処となく暖かさを感じるような色合いの陽射しが雲を薄紅色に染め上げていくのが見え、愛用の煙草を唇の端に咥えながら、中嶋は幸せそうに眠る啓太を力強く腕に抱き締め続けていた。






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